最初に膝の靭帯を損傷、その後から反対脚の
太もも(ハムストリング上部)に痛みが出現。
その痛みが全く消えずとの事で、香風堂に来てくださいました。
スポーツドクターの先生や色々な先生が診て来た怪我でした。
そして伺うと一年間、走れていない状態との事。
僕も他の先生方と同様にハムストリングだと思い施術させて頂きました。
しかし、
結果は、、、出ず、、、
なるほど、、、
いろいろな先生が診て来た訳だ、、、
と再認識しました。
行き詰まりました。
それから暫くして、
やっと、
原因の場所の見当をつけました
しかし、
それでも、まだ半信半疑の状態でした、、、。
それをご本人にお伝えしました。
「これから更に20回必要です。
そこを、やらせて貰えれば良くなるかも知れません。
ただ、自信は50%なので、、、。
単にお金と時間のムダになるかも分かりません(>_<)」
と。
今もそうですが、僕は鍼の施術をさせて頂く場合。
良い結果が出せる確信を持った状態で臨んでいます。
結果が出るかどうかは大抵の場合、初回で決まります。
今回は原因が半信半疑のままの状態で突入です。
しかも、延長戦です。
ただ、
こうなると
提案に付き合ってくれたHさんに対して責任を果たせるか。
そればかりを考えるのです。
休みの日も、気持ちが晴れない。
これは決してHさんが悪いんじゃ無く、
こう追い込まれないようにもっと僕が修行せねば!いけないのです。
―
そして、
そして、
幸いにも結果は出ました☆
太もも裏の痛みは治まってくれたのです☆
もの凄く安堵しました。
超 あ ん ど ♨
ザ・アンド
しかし、
それだけでは終わっていなかったのです、、、。
元々の膝の靭帯損傷が、
そして膝をカバーしていた他の部分が、
悲鳴を上げていたのです。
靭帯損傷した脚は、反対の脚の50%くらいしか筋力が有りませんでした。
まだまだ、良い状態とは程遠い脚で、
熊本マラソン本番を迎えたのです。
当日、
Hさんは、
まともに坂を下れない膝で走り、
カバーしていた腰の痛みに耐え、
足には血マメ。
満身創痍で走りました。
そして結果は、
見事、完走。
僕からすればそうなのですが、
やはり、ご本人はとても不本意な結果だった様です。
無理を重ねた身体は、状態が悪く限界だったのです。
Hさんが気持ちよくやりきった。
と成って欲しかったのですが、、、
それでも、
やっぱり普通に考えれば速いタイムです✨
失意の中なのに、約束していた写真を撮って来てくれました。
お土産まで頂いて、、、(>_<)(泣)
写真は香風堂のジャケットを着た写真。
ホームページ用に1枚撮って来て下さい!とお願いしていたのですが、
まさかこの状態でもそうしてくれるとは思いませんでした。
帰りに写真を頂いた時には、
Hさんの真顔の写真に思わず笑いました)^o^(
悲壮感も感動もどっちも持っていかれました(笑)
Hさん、本当にありがとうございました☆